【きくらげ】
《特徴》
きくらげは、きのこの仲間です。黒い物と白い物がありますが、どちらもとても優れた効果があり、特に秋になり肌の乾燥が気になる方にはお勧めしたい食品です。
《性と味》
甘 平
《体内で作用する場所》(帰経)
肺 腎 胃 腸
《栄養と体への有益な作用》
きくらげはきのこの仲間ですから、ノンカロリー食で食物繊維が豊富です。そのため、肥満防止や便通の改善に効果があります。また、ビタミンB群、ビタミンEが多く含まれており、疲労回復、老化防止、粘膜や肌の保護などの効果があります。鉄分とカリウムが含まれており、貧血、高血圧に良い効果があります。
中国では、白きくらげは不老長寿の食べ物と言われてきました。それは、きくらげにはネバネバした膠質があり、それが強壮作用があり、また滋陰生津と言って体に潤いをもたらすものとされてきました。体が潤うということは、肺が潤い咳が止まり、肌が滑らかになると言うことです。まさにこれから迎える乾燥の季節にぴったりです。
さらに、黒きくらげには血液浄化作用があり、動脈硬化や高血圧、心臓疾患、婦人科疾患に良い効果があると言うことが知られてきました。
乾燥した状態で売られていますので保存が利きます。ぜひ毎日でも食卓に登場させたい食べ物です。 | | | |
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