【茄子】
《特徴》
秋茄子は、特に皮も柔らかく、実が引き締まり、独特の風味があり、どんな調理方法でもおいしく食べられます。
茄子はほとんどが水分です。皮の鮮やかな色は、アントシアニン系の色素です。実にも皮にもからだに良い働きが有ります。
《性と味》
甘・涼
《体内で作用する場所》(帰経)
脾・胃・大腸
《栄養と体への有益な作用》
茄子の古くから知られている働きは、熱を冷まし、尿を出やすくしてむくみを取り、血管を強くして出血を止めるというもので、最近の研究でも裏づけがとれたりしています。動脈硬化や高血圧の予防に役立つものとして治療に応用されるなどしています。
皮のアントシアニン色素にもがんや老化を防いだりする効果があることがわかってきており、毎日の食生活に大いに役立てたい野菜のひとつです。
茄子は体を冷やす性質がありますが、加熱すると和らぐので相性の良い油を使って調理すると良いでしょう。そうすることで胃腸の弱りがちな夏場は体力がつきますし、油とともに食べたほうが血中のコレステロールを抑える働きが良くなるとも言われています。
また、アクもミネラルの一種ですので、色が気にならなければそのまま食べたいものです。 | | | |
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