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【さつまいも】

秋風と共に石焼芋の売り声が聞かれるようになります。なんともいえない幸福を誘うあの匂いに弱いとい方も多いのではないでしょうか。さつまいもは紀元前2000年頃から既に栽培されていたといわれています。日本には17世紀になって九州地方に伝わったのが始まりとされています。

≪性と味≫

甘 平

≪体内で作用する場所≫(帰経)

脾 腎

≪栄養と体への有益な作用≫
さつまいもの栄養の中で際立っているのは、豊富に含まれるビタミンCです。100g中のビタミンcの含有量は柑橘系並みと言われています。熱に弱いビタミンCですが、さつまいもの場合は石焼芋にしても9割は残ります。最近良く聞かれるガンや老化を防ぐ抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEの両方を含んでいますので、とても優れた抗酸化食品と言えましょう。

食物繊維はジャガイモの2倍もあり、芋類の中では一番です。しかも、さつまいもの食物繊維は下痢をおこしにくい種類のものです。この、優れた食物繊維と、切り口からにじむヤラピンと呼ばれる白い乳汁の相乗効果で、便秘や大腸がんを予防してくれます。

さつまいもは、漢方では補中益気と言って、胃腸を強化し生命の源である精気を養う優れた食べ物だとされています。人の生命の源となるエネルギーを、腎、と言います。その腎を養う力をさつまいもは持っているのです。ですから、エネルギー不足で元気が無い、疲れがとれない、ストレスが多く食欲も無い、と言う方にはもってこいですし、育ち盛りのお子様のおやつにもとても良いでしょう。

最近の研究では、さつまいもに含まれるβーカロチン、プロテアーゼ阻害物質、ガングリオサイドなどの作用で、がんを予防したり、有害なウィルスを体外に出すなどの働きがあることが知られてきました。

江戸時代には薬としてその効果が知られていたくらいのさつまいもです。女性や子供だけの物ではなく、紳士諸兄の皆様にも是非おすすめしたいですね。