【牡蠣】
≪特徴≫
寒い季節になると、いろいろな美味しいものが増えますが、中でもこれからは牡蠣が美味しい季節になります。海のミルクと呼ばれるほど栄養価が高く、消化吸収もよく、まさに海の恵みの食品です。
≪性と味≫
鹹 甘 平
≪体内で作用する場所≫(帰経)
肝 腎
≪栄養と体への有益な作用≫
牡蠣は、特にビタミンB郡が多く、ビタミンA,ビタミンEなども含みます。ミネラルでは、カルシウム、鉄、銅、カリウム、ヨウ素、亜鉛が含まれています。中でも亜鉛は豊富で、血管の健康維持、味覚障害、生殖機能の向上に大変役立ちます。
牡蠣の表面のヌルヌルには、タウリンが多く含まれています。タウリンは、ビタミンの消化、吸収を高め、悪玉コレステロールを抑え、心臓の機能や肝臓の解毒作用を高めます。
牡蠣には、「補陰養血」と言って、内臓に栄養を補い、血液を増やし、全身に潤いを与える力があります。ですから、虚弱な体質を強化し、精神を安定させ、ストレスに強くなり、健康な心と体を養ってくれるわけです。
また、皮膚のコラーゲン生成を促しますので、美肌になり、さらには知能の発達を高めるので、小さなお子様の発育にもとても良い食べ物です。
牡蠣は、まさに天からの贈り物です。美味しくいただいて健康になりたいものですね。
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