【胡桃】
《特徴》
美肌で知られた中国の西太后も子好んで食したと言うクルミは、日本でも古くから親しまれていました。様々な薬効があり、不老長寿のシンボルとして扱われてきました。最近の研究では、尿路結石の治療に効果があることがわかってきています。
《性と味》
甘 温
《体内で作用する場所》(帰経)
腎 肺 肝
《栄養と体への有益な作用》
クルミは、種実類の中で、一番たくさん脂肪を含んでいます。主に、リノール酸、リノレン酸などの不飽和脂肪酸です。これらは、血管内のコレステロールを排出するのに役立ちます。
さらに、血流を良くするビタミンEも多く、手足が冷えると言う方にはとても良いでしょう。さらに、ビタミンEhは,若返り、老化防止のビタミンとも呼ばれていますので、抗酸化力が優れています。がん、動脈硬化の予防に効果があると言われています。他、ビタミンB、ミネラル、食物繊維も多く、疲労回復、便秘予防に役立ちます。
クルミは、生命のエネルギーを生み出す腎を温めて体力をつけ、老化を防ぎ、生命力を高めて足腰を強くします。古くから滋養強壮、強精の薬として知られてきました。
中国では、脳の賦活作用を高めると考えられており、神経衰弱、不眠、健忘小などに良い、健脳食として注目されています。
高脂肪なので一度にたくさん召し上がるとカロリーが気になりますので、朝晩、1個か2個ずつ、毎日召し上がると良いでしょう。何事も継続は力なり、ですね。 | | | |
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