【落花生】
《特徴》
南京豆、唐豆、唐人豆、などの名前で呼ばれることもありますが、おつまみのピーナッツです。落花生は、脂肪代謝に関与する抗酸化物質が多く含まれ、脂肪肝に効果があるとされています。脂肪を作らせにくく働きが特徴です。
《性と味》
甘 平
《体内で作用する場所》(帰経)
脾 肺
《栄養と体への有益な作用》
落花生には、ビタミンB群のひとつであるコリンや、ビタミンE、レシチン、サポニン、植物ステロールなど、脂肪代謝にかかわる抗酸化物質が多く含まれています。また、血中コレステロールを減少させ、血圧をコントロールし、大脳を活性化させます。
漢方では、落花生は肺を潤して咳を止め、血を増やして血を止め、胃腸の働きを整える作用があります。さらに、腸を潤し、便通を整え、乳の出を良くし、むくみを取る作用があります。
最近の研究では、がんの発生を抑制する、トリプシンインヒビター、ポリフェノール類が豊富に含まれていることが知られてきています。また、食後の血糖値をゆっくり上げる働きがあるので、糖尿病の方に良いでしょう。
油で炒ったバターピーナッツなどは、食べ過ぎると塩分や油分の摂りすぎになりますので、ゆでたり、煮て食べるのが良いですね。 | | | |
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