【青梗菜】
《特徴》
チンゲンサイは白菜の仲間の中国野菜です。使いやすくて手軽ですから便利な野菜です。しかも、生活習慣病の予防に役立つ成分が多く含まれています。
《性と味》
甘 涼
《体内で作用する場所》(帰経)
肺 胃 大腸
《栄養と体への有益な作用》
主な成分は、βカロテン、ビタミンC、ビタミンB群、カルシウム、カリウム、鉄、食物繊維などが含まれています。中でもカルシウムを多く含みます。カルシウムには精神を安定させる効果もあり、ストレスの多い方には良いですね。
チンゲンサイには、「清熱除煩」と言って、熱を冷まし、胸の煩わしい感じを取り、不安感を除く作用があるといわれています。漢方で酒毒といわれる二日酔いによる熱を冷ましますので、お酒を飲みすぎたときに良いでしょう。また、心臓疾患による胸苦しさを和らげます。
また、「通利腸胃」と言う、胃の調子を整えて、お通じを良くする働きがあります。ですから、お腹が張る、ガスがたまる、ゲップが出る、などに良い効果があります。これは、チンゲンサイの食物繊維には、胃腸の蠕動運動と、消化腺の分泌を促進する働きがあるので、消化を良くすると同時に便秘の予防にもなるのです。
最近の研究では、この食物繊維には、特に脂肪分と結びつく性質があり、悪玉コレステロールを予防する働きがあるとされています。
豊富なビタミンとミネラルの力で、体の抵抗力を養い、気持ちを安定させ、すっきりと清々しい毎日を過ごしたいものですね。 | | | |
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