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【かぶ】

《特徴》
冬になると美味しくなる野菜の一つに、かぶがあります。漢方では胃腸を温め冷えからくる腹痛を和らげる天然の消化薬とされています。様々な薬効がありますが、それはかぶの花、種、葉、根、など、かぶ全体にそれぞれあるのです。いつも食べているのは白い根の部分だけですが、中国では一年を通してかぶのすべての部分を食べているのです。

《性と味》
辛 甘 苦 平

《体内で作用する場所》(帰経)
脾 胃

《栄養と体への有益な作用》
白い部分は根で、ビタミンCやでんぷん質分解酵素のジアスターゼをはじめとする酵素が多く含まれ、胃腸の働きを良くします。

葉の部分は緑黄色野菜で、βカロチンをはじめ、ビタミンB2、ビタミンC、カルシウム、鉄、食物繊維が含まれており、中でも亜鉛の量が多く、貧血や疲労回復に優れた効果があります。

かぶの薬効として知られているのは、五臓の働きを良くし、心身を軽快にする事です。

生や漬物で食べると、体内の余分な水分を除き、解毒する作用があります。

加熱して食べると、胃腸を温めて冷えを取り、胃腸の働きを高めますので、消化が良くなるだけでなく、ガスを出す働きもあります。

また、咳を止め、口渇やほてりを鎮めます。

かぶの根と葉には、強力ながんの抑制効果のあるグルコシノレートが含まれ、注目されています。灰汁の少ない野菜ですので、生で食べる事で、清熱解毒作用やグルコシノレートの働きも良くなります。サラダや浅漬けなどで召し上がるといいですね。

かぶは、全体としてとても薬効の高い食べ物です。根だけでなく、葉もさっと湯がくなどしてから味付けするなどして、かぶのすべてを召し上がってください。