【痔と漢方】
痔になる原因として主に挙げられるのは、臀部の冷えや圧迫などによる肛門周辺の静脈の鬱血から、痛みや
排便時の出血を伴うようになるケースが一つ挙げられます。
又、女性などでは便意を我慢するなどの影響による便秘から”痔”になられる方尾いらっしゃいます。
痔のタイプによる分類としましては、大きくは、以下の4つのタイプに分類され、それぞれに適合する処方を用います。
タイプ1.痔核(イボ痔):肛門周辺の静脈に鬱血
が起こり、そのまま経過すると、静脈瘤
が発生し、それがイボの様に膨れてしまう
状態を指します。
歯状線の内側(肛門の内側)にできるもの を”内痔核”といい、歯状線の外側(肛門 の外側)にできるものを”外痔核”といい ます。
このタイプに良い中成薬・・・
槐角丸(かいかくがん)+レンシン
タイプ2.痔裂(裂肛、切れ痔):肛門の内側の粘膜
に亀裂や潰瘍が見られるもので、特徴とし ては、排便時の激痛や出血が見られる事で す。
このタイプに良い中成薬・・・
槐角丸(かいかくがん)+広禅顆粒(こうぜんかりゅう)
タイプ3.痔瘻(あな痔):細菌などが肛門管に侵入
してその周辺が炎症を起こし、膿が溜まり
肛門のあたりに穴を形成し、膿を排出する ので、常に分泌物が出て、不快感を感じま す。
このタイプに良い中成薬・・・
槐角丸(かいかくがん)+乙字湯(おつじとう)
タイプ4.脱肛(ぬけ痔):直腸の粘膜が、かたまり
となって、脱出するもの。特に女性に多く
見られます。常に便意を感じ、又痛みも
感じます。
このタイプに良い中成薬・・・
槐角丸(かいかくがん)+補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
又、総合的な”痔”の症状でお悩みの方には・・・
”レンシン”
がお勧めです。
いつでも、ご相談くださいね。^^
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