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薬膳学講座 №1

皆さんこんにちは。今回は薬膳の歴史とその考え方のご紹介をしていきたいと思います。最近は健康ブームが到来し始めて、それに便乗して薬膳も注目されつつあります。医食同源という言葉があるように食べ物ひとつひとつにも体の健康を保つ又は健康を増進する働きがあるのです。昔中国には食事で病気の予防や治療に勤めた食医というお医者さんがいて、内科医、外科医、獣医などのよりも格の高いお医者さんだったそうです。食物は人間の体の中に入ると消化吸収されエネルギーに変わります。そしてそのエネルギーは体温を維持したり、新陳代謝を活発にし新しい細胞を産生するエネルギーとしても必要になります。まさに食が体を造っているのです。中国では次のような古い諺があります。「薬補万補不如食補」この意味は~薬で健康になるよりも、食べ物で健康になる方がいい、(食べ物で健康になるのにはかなわない)~という意味です。昔の中国ではいかに食が重んじられていたか、理解できます。また、中国の古い書物に本草書という漢方のバイブルともいえる書があり、これには数千年にわたって人類が草根木皮、動物,鉱物など、人の体に影響を及ぼすものの安全性、体質との関係、配合禁忌など、経験を元に事細かに記録した先人たちの貴重な文化遺産であり、その書物のなかでは薬と食物の間ではっきりとした区分けはしておらず、これは普段の食物の中には栄養効果だけでなく、それぞれ一定の体によい効能があることを意味し、これが食養生に繋がると考えております。中国では古くからこれら先人達の教えの意味を食生活の上で知恵として生かし、病気の治療において、または病気の予防において季節の変化や個々の体質や病状を漢方理論の上で診断し、その状態に適合した漢方薬を食事の中に取り入れて、治療の効果を高める技術がありました。これがすなわち薬膳です。薬膳は強壮、発病予防,病気の治療,健康増進、維持などを目的とした中国独特の料理です。薬膳で病気の治療に当たることを食療といい、健康増進や維持、予防に薬膳を用いる事を食養といいます。