「第一回」
“健康”その言葉は毎日といってもいい位あちこちのテレビ番組やラジオ番組、新聞、雑誌、または現代ではホームページなどでお目にかかります。
“健康”とは何でしょうか? 皆さんにこう問いても、其の実を正確に答えることは難しいと思います。
なぜならどこからどこまでが健康で、どこからどこまでが不健康であるかといったような“ものさし”が曖昧でその基準をつかみにくいからです。
こういった話があります。
なく体の調子がよくないから病院などに行ってお医者さんにちょっと診てもらって(だいたい数分の時間のみ)、検査などをさせられます。
そして検査の結果とちょっとの診察で、数値などに異常がなければ、その患者さんは往々にしてお医者さんに“気のせいでしょう”とか“なんともありません、しばらく様子を見ましょう”とか時には“お薬はありません”といわれるとよく聞きます。
或いは逆に自分はいたって健康だと思っていてもいざ会社の検診などを受けて見ると、やれ血圧が高いとか、血糖が高いとか、中性脂肪が高いとか、肝臓のGPT,GOTが高いとか烙印を押されて、お薬を服用する羽目になる方も非常に多いのです。
もっと言いますと、個人個人に於いても、どの位の体調で健康とするかもそれぞれ認識の違いは十人十色です。
また健康の種類も“体の健康”だけでなく、”精神的、心理的健康“、”環境的健康“、社会的健康”、“経済的健康”など細かく言うといろいろあると思います。
真の幸せは健康なくしては実現できません。
人間が幸せになるには健康という財産は不可欠です。
このコラムでは“健康”というかけがえのない一番の財産をいろんな角度からとりあげてお話していきます。
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