東洋医学的には日中は交感神経が活性化、
夜は副交感神経が活性化していると健康 であると考えます。 これは、自然のリズムの流れに逆らわずに 生活していくのが、人間の体も一番健康を 保てるという事にも繋がります。 ですから、夜勤を長期間継続したり、昼夜 逆転の生活をしていても、自律神経が乱れ やすくなり、よく眠れなくなったり、胃腸を 始め、精神的にも体調が優れなくなったりする 方もおります。 疾患では高血圧になる方、動脈硬化になる方、 神経や脳に以上をきたす方、動悸がする、慢性 の頭痛、めまい、などを訴える方もおります。 交感神経の高ぶりが慢性化すると、当然、内分 泌系(ホルモン系)にも影響がでるので、副腎 髄質が刺激された結果、アドレナリンの分泌が 盛んになり、体が興奮、緊張しやすい状態にな っていく訳です。 人間の体で、交感神経の活性化は本能的には敵 と戦う為の戦闘体制になる表現です。 また、現代では、何か 新しい事に取り組む時、 気を引き締めて何かに臨む時とか、緊張や意識 を注意している時などにもこの戦闘反応は起こ ります。 ですから、適度にこの交感神経も働く事はとても 有益であり、重要な事なのですが、やはり、この 状態も長引いて慢性化したり、程度が過剰であれば、 良くないという事ですね。 | |